STRONGER 92
-STRONGEST 2-
'13.06.21

ベスト３
1位--STRONGERST--
ラ・キクチーナ

2位　コバレアル
3位　エンパテ・ア・ウノ

MVP:サミュエル・エトオ（MIK）

得点ランキング
1位　サミュエル・エトオ（MIK）　１５ゴール
2位　ベンゼマ（MIK）、Ｃ．ロナウド（KIK)　９ゴール
3位　フッキ（UNO）　７ゴール

アシストランキング
アーロン・レノン（KOB)　５アシスト

BEST11:

*スコア：左HOME/右AWAY

福ちゃんの大会総括〜甘くておいしいスィートオニオン♪〜

【知床の夜空に優勝トロフィーを突き上げたのは、ラ・キクチーナ】

　創立10周年を記念して知床の地で開催された、第92回STRONGER。勝者はラ・キクチーナだった。

　「Nossa, nossa Assim voce me mata Ai se eu te pego Ai ai se eu te pego♪」
　移動中の車内で何度も流れいていたのが、このミシェウ・テロの名曲である。テレビとプレステ3が繋げられ無法地帯と化していた車内でみんな気持ちよさそうに口ずさみ場の雰囲気を盛り上げていた。
　交通手段の発達で移動は容易になり、インターネット電話skypeが幅を利かすいま、網走も知床も“離れていても近い距離”という錯覚に陥る。しかし今回は世界中のSTRONGERファンが待ち望んだ、オフライン大会への帰着を果たしたのだ。
　
　出場チームの顔ぶれはＩＣＰ、エンパテ、キクチーナ、タケプール、コバレアル、タカマッチオとお馴染みのメンツに、10周年の記念にとゲイナイツが応援に駆け付けた。久々の7人でのオフライン開催に大会のボルテージは最高潮に高まってきていた。
　しかし、チームの危機的な財政難から大会2日前に主力を大量放出していた王者たけぷーるが土壇場で出場辞退、宿命のライバルが消えた時点で流れはキクチーナに大きく傾いていた。

　結果は9勝1敗でキクチーナが独走。怪物メンガのゴールで優勝に花を添えたのは出来すぎのシナリオだった。

　キッカッティ監督は今大会はなったをチームの中心として戦うと公言していた。これまで完全にごみ扱いであったおっさんを突如チームの中心に据えたのだ。これにはさすがに周囲やチーム内からも懐疑的な意見があったが、キッカッティ監督はこの逆風を利用しチームの求心力を高めることに成功した。貧弱ななったを、Ｃロナウド、ルーニー、イブラヒモビッチら超ワールドクラスの選手たちが介護する新たなシステムでチームは着実に勝ち点を積み上げた。特になったの２ゴールによりコバレアルを葬り去った開幕戦ではこのシステムの機能性の高さを世界中に証明して見せた。

　一方、２位となったコバレアルはアグエロ、イグアインと大物２人が加入し戦力を大幅にアップしたが、これに伴うシステム変更が仇となったのか優勝にはあと１歩及ばず。

　３位に入ったのは今大会もっとも躍動していたエンパテ。ライバル達がたけぷーるから恩恵を受ける中、大会前に獲得したのがフリーの岡崎だけでは苦戦は必至だった。しかし大方の予想を裏切りエンパテは序盤から優勝争いに食い込んでいった。順調に勝ち点を伸ばし悲願の初優勝へ期待は膨らんだが、年に１度の“エトー祭り本祭”に当たったのが運のつき、最後は“ザキオカ祭り”という謎のネタに走り自滅。タカマッチオに9-1と惨敗し、結局この大敗が響き得失点差で２位をも逃している。

　４位はＩＣＰ。珍しく優勝争いに絡まず終戦。エンパテに優勝の望みを託すもキクチーナが空気を読まず…。

　５位はタカマッチオ。老将に知床までのドライブは長すぎた。体力不足を露呈。

　６位はゲイナイツ。明らかな練習不足だが勝ち点０は免れた。１０年後の再会を誓う。

　たけぷーるにも、触れておかなければならない。そこにいるにも関わらず出場辞退するというSTRONGERの伝統に反する行為を働いたタケッティ。コンフェデレーションズ杯日本対メキシコ戦観戦後、所属選手と共にひっそりとどこかに姿を消した。
　
　最後に、渡部真琴について。１か月以上前から計画されており、日程も確認済みだったにも関わらず、前日の２３時にドタキャンするという身勝手極まりない行動にストロンガー運営委員会の怒りは頂点に達している。運営委員会から渡部真琴へは以下の内容の督促状メールを送信してある。

「お疲れ様です。知床の旅来れなくて残念だったね。めっちゃ楽しかったよ。ところでホテル代なんだけど、すでに人数予約してたからキャンセル料かかったんだよね。当日キャンセルで15000円。一応５人で3000円ずつ立て替えておきました。申し訳ないけど今度お支払いお願いいたします。」

渡部真琴から届いた返信メール。内容は以下
「俺より強い奴はいたか…？」


開会式