STRONGER 102 -この勝負!もらた!怒りのタカマッチオ-
'17.09.02

ベスト3
1位 ミカミ・タカマッチオ
2位 ラ・キクチーナ
3位 ICP

RCFA MVP:グリーズマン(MIK)
監督ケイング・カミーミの怒りを具現化し、ゴールを量産


得点ランキング
得点王:
アントワーヌ・グリーズマン (MIK) 4ゴール
2位:
多数 各2ゴール



ワーストプレイヤー:岡崎慎司(KIK)
 過去2大会でMVPや得点王に輝き、日本人補正を疑われ他チームの仇敵となっていたシンジ・オカザキ。
 まさかのノーゴールで大会を去る。詳しくは最下部参照。

★ファースト・リーグ

試合 勝点
今井 6 8 2 2 2 6 7 -1
菊地 6 10 2 4 0 7 4 +3
三上 6 10 3 1 2 12 7 +5
宇野 6 3 0 3 3 9 16 -7

得点者 MVP
宇野 三上 グリーズマンx3、モラタ、ネイマール
菊地 今井 J.エルナンデス
宇野 菊地 パストーレ、ビダル
今井 三上 グリーズマン、ベンゼマ、トニ・クロース
三上 菊地 C.ロナウド
宇野 今井 メッシ、イブラヒモヴィッチx2、ネイマール、
マトゥイディ、アベル・エルナンデス
三上 宇野 メルテンス、アザールx2、ケイン、
ベンゼマ、ロッベン、フッキ
今井 菊地 A.サンチェス、オーバメヤン
今井 三上 セスク
菊地 宇野 ビダル、ムヒタリアン、ドスト、チチャリート
菊地 三上 ディバラ、デ・ブライネ
今井 宇野

◆記者スコールズの寸評

ウイニングイレブン2017、最後のストロンガーを制したのは憤怒のミカミ・タカマッチオだった。大会前日に酩酊したキクチーナのトマス監督に狼藉を受け、はらわたの煮えくり返っているのをひたすら包み隠しながらも、そのプレーを見れば怒りは冷めていないのは誰しもが理解できた。優勝決定戦では1点ビハインドの中、デ・ブライネがセンターサークル付近から矢のようなロングシュートを突き刺し引き分け優勝を獲得。その他にも怒濤の組織的な攻撃で多くのゴールを生み出し、得失点差で栄光を勝ち取った。成長著しいグリーズマンが見事に得点王に輝いた他、新戦力のクアドラードが圧倒的なスピードで敵陣を切り裂くなど見所満載だった。よりパスワークが輝くと予想される次回作で覇権を手中に納められるか。古豪の復権の準備は整った。
優勝候補の筆頭であったキクチーナは得点力不足に泣いた。その最も憂うべき原因は岡崎慎司だったことに疑いの余地はない。ウイニングイレブン2017の象徴的存在であり能力値の偽装が疑われるほどの活躍をオンラインで見せていたこの日本人ストライカーは、最後の最後で愚かさを露呈した。全試合にスタメン出場しながら無得点という体たらく。得失点差が勝敗を分けた大会の戦犯となった。
ICPは実践不足が指摘されながらも、見事に勝ち点8をもぎ取り3位に。ICPでのラストゲームになったリオネル・メッシも存在感を発揮したといえよう。ウイニングイレブン2018での本格的な再始動への期待値は非常に高い。かつて圧倒的な強さを誇っていた時代を覚えている人はその恐怖におののいていることだろう。
無念にも最下位に終わったエンパテも、勝ち点以上に内容のある戦いを繰り広げた。接戦の試合が増え、ゴラッソも多かった。守備力の安定と、より確率の高いプレーを選択することができれば、自慢のテクニックも勝ち点に貢献するだろう。
新メンバーのリョウ監督率いる水元フェラーリや、ゲームマイスターのケント監督率いるデリカッターズの存在も忘れてはいけない。伸びしろ十分なポテンシャルの塊が、王座を占拠すべく狼煙をあげる未来に期待しよう。また、コバレアルもかつて見せた圧倒的な守備力でまたストロンガーの世界に新たな彩りを加えてくれることを願ってやまない。いよいよ来週、ウイニングイレブン2018が幕をあける。オンライン大会は発売日当日夜予定だ。闘志の炎をぶつけ合い、誰よりも強い「ストロンガー」の栄光を掴むのは、この記事を読んでいる貴方であるべきなのだ。

★今日の岡崎反省室
一方そのころキクチーナの内部では、戦犯岡崎慎司に対する制裁が加えられていた。これまでゴールで貢献してきたため、制裁も(これまでに比べれば)ソフトな傾向にあったが、今回は違う。世界ナンバーワンのメッシの名を借り、岡メッシなどとのさばった結果のノーゴール。影武者となり、たまに代わりに虐められている(こちらもメッシの後継者などと言われている)ディバラが1ゴールに終わったことから、岡崎慎司への風当たりは過去最高に強い。現在、岡崎慎司はエリゼウ将軍とベララビ一等兵から、背中につまようじを1000本深々と刺されるハリオカメッシの刑と、耳の穴と鼻の穴、口と肛門に100均の綿棒をそれぞれ100本ずつ刺されるクリーン綿棒お掃除の刑が処されている。他のチームメートも様々な私刑を考えているらしい話も聞こえてきており、ストロンガー常任理事のロイ・キャロル氏は「ストロンガー界に虐めは存在しないはず。ましては生命を脅かされることがあってはならない。」とキクチーナのトマス監督に再び虐めの実態把握と健全化を勧告した。ただ、トマス監督も今回の岡崎慎司には激昂しており、最近みた映画「関ヶ原」の影響もあり岡崎慎司の打首斬首晒し首を検討しているとの噂もある。誰か岡崎慎司に対するトレードの申し込みで彼を地獄から救い出してくれないか、記者のそんな願いはきっとどこにも届かないだろう。


◆岡ヶ原〜岡崎慎司の最期〜

来たる9月15日、日本では歴史を分ける戦いがあったその日に、岡崎慎司の処刑が執り行われた。
1600年、石田三成と徳川家康が天下分け目の関ヶ原激闘のその日、白い装束をまとい河辺にて岡崎慎司はその生涯を終えようとしている。

シンジ「すまぬ、、、白湯をいただけぬか。」
オーバメヤン「わりぃ、柿しかねーわ。」
シンジ「柿は喀痰の毒。結構でござる。」
オーバメヤン「こいつバカァ!?なんで今から死ぬのに体の心配してんだよwwww」
シンジ「俺はストロンガーでまた得点王になるまで死ねん!」
オーバメヤン「はぁ〜ん?てめーは今日死ぬんだよwwww」

そしていよいよ、その時は近づいていた。
その時シンジが詠んだと言われる句が関ヶ原近くの宍道寺(シンジジ)に残されている。

岡滅私
語るが故に
露と消えん
然れど後の
大和魂礎たり

訳:自分を犠牲にして尽くしたけれど、(滅私の精神はメッシを騙り慢心・増長したと誤解され)この世をさることとなった。だがストロンガーに日本人の魂を示し、未来の道をきりひらけたことを誇りに思って私は逝く


介錯の儀には、親しかったパウロ・ディバラが指名された。
トマス・キッカティの岡崎に対する貢献を配慮してのささやかな償いの好意であろうか。

夏の終わりのセミの鳴き声を聞きながら、自らを重ね合わせるシンジの姿が陽炎に揺れている。
傍らではディバラが大粒の涙を河辺の石に染み込ませて立っていた。
「岡さん、、、岡さんなら絶対2018でも得点王をとれるのに、、、どうして、、、。」
その問いにシンジは答えない。
「思えば48人制度が提唱されたとき、俺はまだ慢心していたのかもしれん。競争の激化が俺のライバルを育て、チームはもっと強くなる。そう信じて疑わなかった。」
ディバラは思わず叫んでしまった。
「あんなに苦労して!ひどい目にあって!それでも岡さんはあきらめなかった!結果で見返していた!なのになんで!!たった1大会の結果で!」
死ぬ運命(さだめ)の者は冷静だ。
「バカ野郎!たっただと?2度とそんなことを口にするな!100数回のストロンガー、すべてに誰もが全身全霊を注いでいる。ナンバリングされている大会の重みはお前の想像するよりはるかに重いのだ。いままで何人の人間がストロンガーの世界から消え、実世界からも消えたか数えてみろ。わかるだろ?命を懸けているんだよ、みんな。」
この金言はディバラの心に染みたのだろうか。ディバラの涙はとまらない。
「ううう、、、、、すいません、、、、でもなんで、、、、、なんで岡さんばっかり、、、、過去の戦犯だって命まではとられなかったじゃないですか、、、、、。」
青い空を見上げシンジは語る。
「それだけ俺は期待され、恐れられていたのさ。俺を野に放てば、おそらくほかのチームが獲得しキクチーナを苦しめることは自明の理だ。トマス監督が俺を始末するのもしかり。当然のことなんだよ。」


ディバラの涙はいつの間にかとまっている。
その表情を見上げたシンジは、さすがに驚きを隠せなかった。
シンジを見下すディバラはうすら笑いを浮かべながら、哀れな敗残の将にツバを吐きかけた。


「岡ぁ!そのうぬぼれがうぜーんだよ!!!なんにもわかってねーなてめぇはよーーーー!!」

「!?」

「俺は監督から言われて、死ぬ間際に貴様を絶望に落とすために演技してたんだよ!!!」

「!?」

「てめぇみたいなクソをだれが欲しがるかよ!?シュートの精度もなければ、ヘディングだって大したことねぇ!スタミナもいつの間にかさび付いちまってる。そんなゴミカス、誰もいらねーよ!地球がお前のこといらねーっていってんの!わかりますかぁーーーーー!???だからてめぇーは死ぬんだよ!!!雑魚雑魚雑魚雑魚雑魚!ザぁ〜〜〜〜〜コ!!!!!」


ディバラがそういって間もなく、トマス監督の冷酷な一言が、シンジの耳から脳裏に叩きつけられた。

「やれ」

あまりのくやしさに、シンジはありきたりな罵詈をディバラに浴びせることしかできない。
「くそおおおおおおおお」

まったく意にも介さずディバラは切腹を煽る。
「はらきれやーーーーー」


絶望に耐え切れなくなったシンジは、言われるまでもなく白刃を自らに突き立てていた。

「ぐおおおおおおお、か、、、、介錯を、、、、」


哀れな断末魔の最期の願いは、聞き遂げられることがなかった。

「あぁん?聞こえないな。メッシの後継者はこの俺だ。貴様はとことん苦しんで死ね。」



「ぐおおおおおお!貴様ら許さん!許さんぞ!!!!必ずしや呪い、祟ってくれる・・・・!!!!」

そんなシンジの悲痛な叫びは、キクチーナのメンバーにとっては愉快な嘲笑の対象でしかないことは言うまでもないだろう。
あっけなく、一時代を築いたエースは冷たい屍となって、その生涯に幕を下した。

その後シンジの首は切断され、頭蓋骨に漆を塗られたという。
その後ロイ・キャロル氏からSTRONGER オフィシャルボールの変更のアナウンスがあった。
そのボールの名は・・・・OKAKOUBE−岡髑髏(おかこうべ)ー




岡霊(おかだま)「ぐぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ」